葬儀で写真撮影を依頼するなら?各サービスを比較してみました!

「葬儀の様子を写真に残したいけれど、依頼してもいいの?」「どこに頼めば、いくらかかるの?」——いざ大切な人を見送る場面になると、こうした疑問を抱く方は少なくありません。

かつて葬儀の写真といえば「遺影」だけというイメージでしたが、近年は葬儀そのものの様子をプロのカメラマンに撮影してもらうケースが増えています。家族葬の広がりや、参列できなかった方への配慮など、その背景はさまざまです。

この記事では葬儀の写真撮影を「誰に頼めるのか」「どのサービスがあるのか」「料金相場はいくらか」「依頼時のマナー」まで、実在するサービスを比較しながら詳しく解説します。

本記事の執筆者
葬儀撮影サービス|燈の監修者・高橋丈太郎が屋外で微笑むポートレート、葬儀撮影の執筆者紹介用

監修者|高橋 丈太郎

葬儀業界歴3年。
葬儀現場での写真・動画撮影を100件以上担当し、通夜・告別式・家族葬など多様な形式の葬儀撮影を経験。現場理解と記録技術の両立を強みとしています。お葬式・葬儀撮影に関する正確で実践的な情報を発信しています。

目次

葬儀で写真撮影を依頼する人が増えている理由

葬儀での写真撮影は、もともと「不謹慎では?」と敬遠されがちでした。しかし現在は、依頼する人が着実に増えています。主な理由は次のとおりです。

1. 家族葬・小規模葬の広がり 身内だけで静かに見送る家族葬では、「最後の時間を記録として残したい」という気持ちから撮影を希望する方が増えています。少人数だからこそ、当日は慌ただしく、自分たちで写真を撮る余裕がないという事情もあります。

2. 参列できなかった方への配慮 コロナ禍以降、感染対策などでやむを得ず参列をお断りするケースが全国的に増えました。その方々に葬儀の様子を届けるため、撮影や動画配信を取り入れる試みが広まっています。老人ホームなど施設に入居している方の葬儀でも、参列できない職員や入居者のために撮影を依頼する例が増えています。

3. 遺影だけでは残せない「当日の空気」 祭壇や供花、久しぶりに集まった親族、お別れの瞬間——こうした光景は、その日だけのものです。後から見返すことで、当時を偲ぶよりどころになります。

4. 遠方の親族との共有 撮影データをダウンロードサイトから受け取れるサービスも多く、遠方の親戚や友人とも手軽に共有できるようになりました。

そもそも、葬儀で写真撮影をするのは失礼?

結論から言うと、葬儀での撮影を禁じる法律や宗教的な決まりはありません。ただし、厳粛な場である以上、押さえるべき点があります。

最も大切なのは、喪主・ご遺族の意向です。撮影するかどうか、どこまで撮るかは、事前に家族で方針を決めておくのが基本になります。

また、参列者が個人的にスマートフォンで撮影するのと、依頼されたカメラマンが撮影するのとでは、周囲の受け止め方が大きく異なります。プロのカメラマンであれば、礼服を着て腕章を付けるなど「撮影スタッフ」として認識されるため、撮影していても不快感を持たれにくく、参列者も式に集中できるというメリットがあります。

マナーや注意点の詳細は、記事後半の「依頼時に押さえたいマナー」で解説します。

葬儀の写真撮影を依頼する3つの方法

葬儀の写真撮影を頼む方法は、大きく3つに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあります。

① 葬儀社のオプションサービスに依頼する

多くの葬儀社が、写真撮影をオプションプランとして用意しています。専属のカメラマンが在籍している葬儀社もあります。

  • メリット:式の進行を熟知しているため段取りがスムーズ。手配の手間が少ない。外部に個別発注するより割安になることが多い。
  • デメリット:撮影のクオリティは葬儀社によって差がある。撮影データが別売りのこともある。

② 葬儀撮影専門の業者・出張カメラマンに依頼する

「葬儀社に必ず頼まなければならない」というルールはありません。撮影を専門に扱う業者や出張カメラマンに、直接依頼することも可能です。

  • メリット:撮影クオリティが高い。写真・動画・アルバム・データなど納品形式を柔軟に選べる。全国対応の業者も多い。
  • デメリット:自分で手配し、段取りの打ち合わせをする必要がある。葬儀社経由より割高になる場合もある。

③ 知人・親族・自分で撮影する

費用をかけずに済ませたい場合の選択肢です。

  • メリット:無料で気軽に頼める。
  • デメリット:仕上がりにばらつきが出やすい。撮影を頼まれた人がお別れに集中できない。マナーへの配慮を本人任せにすることになる。

「絶対に失敗したくない」「記録としてきちんと残したい」という場合は、①または②のプロへの依頼がおすすめです。

【比較】葬儀の写真撮影サービス6選

ここからは、葬儀の写真撮影に対応している実在のサービスを比較します。まずは一覧表で全体像をつかみましょう。

サービス名対応エリア撮影内容料金目安納品形式特徴
葬儀撮影サービス|燈(あかり)出張対応写真+動画基本プラン79,800円(税別)〜データ・プリント・展示用パネル等葬儀専門カメラマンが一貫対応・式の妨げにならない自然な記録
プロの撮影全国写真+動画撮影のみ59,000円〜/フルパック230,000円アルバム・DVD・データ完全定額制・撮影実績1,000件以上
デルタフォト(delta.photo)全国(4拠点から出張)写真+動画4時間52,000円(税別・交通費込)〜データ拘束時間内カット数無制限・社葬に強い
くらしの友関東中心(葬儀社)写真55,000円(税込)アルバム(20P・50カット保証)葬儀とまとめて依頼できる
青山スタジオ東京23区中心(出張可)写真(スナップ)71,500円(税込)アルバム(データは別売)葬儀スナップ専門・特別仕様アルバム
写真屋さん21東京・近郊写真要問い合わせプリント・データ地域密着の写真店・遺影や復元にも対応

※料金・サービス内容は変更される場合があります。依頼前に各社の最新情報をご確認ください。

葬儀撮影サービス|燈(ともしび)

葬儀の撮影を専門に行う出張撮影サービスです。
最大の特徴は、葬儀撮影の経験を重ねた葬儀専門のカメラマンが、最初から最後まで一貫して担当すること。式の動線や進行を理解しているため、焼香やご挨拶といった大切な場面を的確に押さえながらも、黒子のように静かに寄り添い、式の妨げになりません。

ご遺族や参列者の心情を最優先に考え、必要以上にレンズを向けず、ふさわしい距離感を保って撮影する点も特徴です。「撮られている」と意識させない自然な記録なので、安心して式に集中できます。仕上がりも単なる記録写真にとどまらず、祭壇や読経、焼香、そしてご家族のまなざしまで——その日その場に流れていた空気感ごと残してくれます。

写真・動画の両方に対応し、料金は基本プラン79,800円(税別)〜と分かりやすい設定です。
当日の様子を静かに記録するドキュメンタリープランでは、展示用パネルや控室用スライドの用意にも対応します。依頼は電話・お問い合わせフォームから可能で、葬儀社との撮影可否や導線の確認も事前に調整してくれるため、ご遺族の手間は最小限に抑えられます。「葬儀に慣れたカメラマンに、写真も動画も配慮をもって任せたい」という方に向いたサービスです。

サービスURL:https://sougi-photo.jp/

プロの撮影

葬儀・お通夜・お別れの会・社葬など、各種セレモニーの撮影を専門に請け負う全国対応の撮影代行サービスです。完全定額制(追加料金なし)で、撮影だけでなく動画編集やDVD・ブルーレイ制作まで一括で任せられるのが特徴です。撮影実績は1,000件以上。

料金プランは次の4段階に分かれています。

  • フルパック:230,000円
  • スタンダード:130,000円
  • ライト:80,000円
  • 撮影のみ:59,000円

全国どこでも対応しますが、東京23区外では別途出張費が必要になる場合があります。当日はカメラマンが1時間前に到着し、撮影後はおおむね1か月以内にアルバムなどの形で納品されます。「写真も動画も、編集まで丸ごと任せたい」という方に向いています。

サービスURL:https://peraichi.com/landing_pages/view/sog/

デルタフォト(delta.photo)

法人向けの撮影に強みを持つカメラマン派遣サービスで、葬儀・社葬の撮影にも対応しています。料金は「カメラマンの拘束時間」と「拠点からの交通費」をもとに算出する仕組みで、最低料金は4時間から。交通費込みで52,000円(税別)〜となっています。

特徴は、拘束時間内であれば撮影枚数に制限がないこと、そして納品した写真データに利用制限を設けていない点です。東京・大阪・名古屋・福岡の拠点から全国へ出張し、海外撮影にも対応。インボイス登録済みで、法人としての社葬・お別れの会を記録に残したい場合に適しています。

サービスURL:https://delta.photo/photography/genre/funeral-photography/

くらしの友

関東を中心に葬儀を手がける葬儀社が提供する撮影サービスです。葬儀と一緒に撮影を申し込める手軽さが魅力です。プロのカメラマンが当日の様子を撮影し、後日アルバムの形で届けてくれます。

写真撮影プランは55,000円(税込)で、ポストカードサイズ・20ページ・50カット保証、表紙の色も選べます。撮影シーンは「通夜」または「葬儀・告別式」のいずれかを選ぶ形式です。会葬礼状や遺影など、葬儀にまつわるサービスをまとめて相談できる点も、慌ただしい中では助かります。

サービスURL:https://www.kurashinotomo.jp/sougi/service/online/

青山スタジオ

葬儀スナップ専門の出張撮影サービスです。プロのカメラマンが現地を訪問し、通夜式・告別式の流れをスナップ写真におさめます。料金は71,500円(税込)で、撮影後1か月以内に、特別仕様のアルバムとして納品されます。

東京23区内であれば、前日の昼12時までの申し込みに対応。ご予約確認後、カメラマンが葬儀開始の1時間前に式場へ到着します。なお、撮影データは別売り、お別れの会や社葬は別途見積もりとなります。「形に残るアルバムを重視したい」という方に向いたサービスです。

サービスURL:https://www.aoyama-st.co.jp/snap

写真屋さん21

東京・足立区を拠点とする写真店で、葬儀の出張撮影にも対応しています。
スタジオ撮影や証明写真、遺影写真、写真の修復・復元まで幅広く手がけており、地域密着で相談しやすいのが強みです。遺影の準備とあわせて撮影を相談したい場合の選択肢になります。

サービスURL:https://www.photo21.co.jp/location_sougi/

失敗しない!葬儀写真撮影サービスの選び方5つのポイント

どのサービスにするか迷ったら、次の5点を基準に比較すると選びやすくなります。

1. 料金体系(定額制か、拘束時間制か) 「プロの撮影」のように追加料金のない定額制は、費用が読みやすく安心です。一方、デルタフォトのような拘束時間制は、長時間・大規模な葬儀でも柔軟に対応できます。自分の葬儀の規模に合うほうを選びましょう。

2. 写真だけでよいか、動画も必要か 記録映像や配信まで考えているなら、動画撮影に対応したサービスを選ぶ必要があります。写真と動画の両方を確実に残したい場合は、カメラマンが2名体制かどうかも確認しておくと安心です。

3. 納品形式(アルバム/データ/DVD)とデータの有無 「形に残るアルバムがほしい」のか、「データで自由に共有・印刷したい」のかで選ぶサービスが変わります。アルバム中心のサービスではデータが別売りのことがあるため、事前に確認しましょう。

4. 対応エリアと出張費 全国対応をうたっていても、拠点から遠い地域は出張費が別途かかる場合があります。見積もりの段階で「交通費・出張費が含まれているか」を必ずチェックしましょう。

5. 葬儀撮影の実績・慣れ 葬儀は形式によって進行が大きく異なります。葬儀撮影に慣れたカメラマンであれば、シャッターのタイミングや立ち位置への配慮が行き届きます。実績件数や口コミも参考にしましょう。

葬儀の写真撮影の料金相場

葬儀の写真撮影にかかる費用は、内容によって幅があります。目安をまとめると次のとおりです。

  • 専門サービスの写真撮影:おおむね5万〜6万円前後から
  • 写真・動画・編集まで含むフルパック:20万円超になることも
  • 出張カメラマンの一般的な相場:撮影1時間あたり2万〜4万円+出張費
  • アルバム制作:1冊あたり5,000〜8,000円程度(プランに含まれることも多い)

なお、葬儀社のオプションとして依頼すると、外部に個別発注するより割安になるケースがあります。複数のサービスから相見積もりを取り、内容と価格のバランスで判断するのがおすすめです。

依頼時に押さえたい葬儀写真撮影のマナー・注意点

プロに依頼する場合でも、ご遺族として知っておきたいマナーがあります。

  • 喪主・ご遺族の許可を必ず得る:撮影する範囲を事前にカメラマンと共有しておく。
  • カメラマンは礼服を着用し、腕章などで撮影者と分かるようにする:参列者の不快感を防ぐため。
  • シャッター音やカメラマンの動きで式を妨げない:僧侶の読経や進行の邪魔にならない立ち回りを。
  • ご遺体の撮影は最後にひと声かけてから:お別れの儀の最後に「最後にお姿を一枚」と断りを入れるのが配慮ある対応です。
  • SNSへの無断投稿は控える:撮影を許可された場合でも、ネット上への公開は別問題。参列者が写る写真は特に注意が必要です。

これらの配慮ができる業者・カメラマンを選ぶことが、トラブルを避ける何よりのポイントです。

よくある質問(FAQ)

Q. 葬儀で写真を撮るのは非常識ではありませんか? A. ご家族が記録として撮影すること自体は、近年は非常識ではなくなっています。特に家族葬では、最後のお別れを写真や動画で残す方が増えています。大切なのは、喪主・ご遺族の意向に沿うことです。

Q. 葬儀を頼んだ葬儀社に撮影も依頼しないといけませんか? A. いいえ。葬儀社に必ず頼む決まりはなく、撮影を専門に扱う業者へ直接依頼することもできます。クオリティや納品形式を重視するなら、専門業者という選択肢も検討しましょう。

Q. 急なことですが、当日でも間に合いますか? A. 全国対応・急な依頼に対応する業者もあります。一方、地域や前日締め切りを設けているサービスもあるため、まずは早めに問い合わせることをおすすめします。

Q. 撮影データはもらえますか? A. サービスによって異なります。データ納品が基本の業者もあれば、アルバム中心でデータは別売りの業者もあります。共有や印刷を考えているなら、データの扱いを必ず確認しましょう。

Q. 写真だけでなく動画も頼めますか? A. 写真と動画の両方、さらに動画編集やDVD制作まで一括対応する業者もあります。記録映像や配信を希望する場合は、動画対応のサービスを選びましょう。

まとめ

葬儀の写真撮影は、「故人との最後の時間」と「久しぶりに集まった家族の姿」を形に残す、かけがえのない記録になります。依頼する方法は、①葬儀社のオプション、②専門の撮影業者・出張カメラマン、③知人や自分での撮影の3つ。

  • 葬儀に慣れたカメラマンに、写真も動画も配慮をもって任せたい → 葬儀専門の撮影サービス(燈 など)
  • 全国対応・定額制でまとめて手配したい → 専門業者(プロの撮影・デルタフォト など)
  • とにかく手軽に、割安に頼みたい → 葬儀社のオプション
  • アルバムを形に残したい → アルバム納品中心のサービス(青山スタジオ・くらしの友 など)

サービスごとに料金体系・撮影内容・納品形式が異なるため、本記事の比較表を参考に、ご自身の状況に合った一社を選んでみてください。後悔のないお別れの記録を残すための一助になれば幸いです。

葬儀の写真・動画撮影をご検討の方へ

「葬儀撮影サービス|燈(あかり)」では、葬儀専門のカメラマンが式の流れに配慮しながら、その日の大切な時間を写真・動画で丁寧に記録します。撮影内容や費用の目安については、電話・お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

本記事の監修者
葬儀撮影サービス|燈監修の川人大展が公園で微笑む肖像、葬儀撮影の専門家として紹介

監修者|川人 大展

葬儀業界歴5年。
葬儀社にて現場運営やご遺族対応、式場管理を担当してきました。「葬儀撮影サービス|燈」では、進行やご遺族の心情に配慮した表現を監修し、実務経験に基づく正確で信頼できる情報発信を支えています。

葬儀の撮影をご検討の方へ

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