葬儀撮影の当日の流れ|依頼から納品までを時系列で

葬儀撮影の当日の流れ|依頼から納品までを時系列で

「葬儀の撮影を頼みたいけれど、いつ連絡すればいいのか」「当日カメラマンはどこにいるのか」「写真はいつ届くのか」——依頼を考えながらも、段取りが見えずに戸惑うご遺族さまは少なくありません。
葬儀はほとんどの場合、2〜3日という短い準備期間のなかで動き始めます。撮影の相談は後回しになりがちですが、早めに動くほど打ち合わせを丁寧に進められ、当日も落ち着いて臨めます。

この記事では、葬儀撮影を依頼してから納品を受け取るまでの流れを、「相談・打ち合わせ・当日・納品」の4段階に沿って整理します。
はじめてご依頼を考えているご家族が、当日の前に安心して準備を整えられるよう、現場の実際をもとにご案内いたします。

撮影の可否やマナーについては葬儀の写真撮影|費用・流れ・撮れるものの完全ガイドで詳しくまとめています。
本記事は「依頼してから納品まで」の段取りに絞ってご案内します。

この記事でわかること
  • 依頼の流れは「相談・打ち合わせ・当日撮影・データ納品」の4ステップで完結する
  • 最初の連絡で伝えるのは「日程と会場」だけでよく、前日・当日の急な相談も受け付けている
  • 打ち合わせで決める3点(撮影範囲・立ち位置・共有範囲)と確認の所要時間(20〜30分)
  • 当日は静音・低姿勢で式を止めずに記録し、炉前は施設規則により事前確認が必要
  • 葬儀撮影サービス|燈の料金は写真79,800円〜・動画98,400円〜(税別)、東京23区の出張費は無料

本記事の執筆者
葬儀撮影サービス|燈の監修者・高橋丈太郎が屋外で微笑むポートレート、葬儀撮影の執筆者紹介用

監修者|高橋 丈太郎

葬儀業界歴3年。
葬儀現場での写真・動画撮影を100件以上担当し、通夜・告別式・家族葬など多様な形式の葬儀撮影を経験。現場理解と記録技術の両立を強みとしています。お葬式・葬儀撮影に関する正確で実践的な情報を発信しています。

目次

葬儀撮影はいつ・どうやって相談すればよい?

ご連絡はできるだけ早い段階が安心です。
最初に伝えるのは「日程と会場」だけで構いません。

葬儀の日程が決まったら、葬儀社や式場の手配と並行して撮影の相談をはじめると、準備が整いやすくなります。
カメラマンの手配には日程調整が必要なため、2〜3日前に動き始めるのが理想です。ただし、ご訃報は突然届くのが現実です。葬儀撮影サービス|燈では前日・当日のご相談も承っています。

最初のご連絡では、「いつ・どこで行われる葬儀か」を簡単にお伝えいただくだけで大丈夫です。
式場名・宗派・形式(家族葬か一般葬か等)が決まっていない段階でもご連絡いただけます。詳細な打ち合わせはその後、電話やメールで進めます。

連絡のタイミング対応の状況
葬儀が決まったらすぐ(2〜3日前)日程調整の余裕があり、打ち合わせも丁寧にできる
前日スケジュールが空いていれば対応可。まずご連絡を
当日朝状況によって対応。開式の3時間前までにご連絡いただけると調整しやすくなります

相談の入り口は、葬儀撮影の相談・依頼フォームからお送りいただくか、お電話でも承っています。
「まだ迷っている」という段階でも、疑問を整理するだけのご相談は歓迎しています。

斎場の外観

打ち合わせでは何を決める?

打ち合わせで決めるのは「撮る範囲・立ち位置・共有の範囲」の3点です。
所要時間は20〜30分ほど。式場が未確定でも進められます。

正式なご依頼の後、カメラマンと打ち合わせを行います。
電話・メール・ビデオ通話など、ご都合に合わせた方法で対応しています。決めることは大きく3つです。

  1. 撮影の範囲…通夜のみか、葬儀・告別式まで含むか。出棺まで記録するか。祭壇のみなど部分的な依頼も可
  2. 立ち位置と動き方…式を妨げない範囲でどこに立つか。宗教者・式場のルールへの対応も確認する
  3. 共有の範囲…ご親族内のみか。遠方の方へ届ける予定があるか。外部公開の予定はないか

打ち合わせ時点で式場や宗派が確定していなくても問題ありません。
わかっている範囲でお伝えいただき、詳細は決まり次第追加でご連絡いただければ対応できます。
宗派によって所作や式の進行が異なるため、判明した時点で早めに共有いただけると準備が整いやすくなります。

また、打ち合わせでは「残したい場面の優先順位」もお聞きします。
たとえば「祭壇をきれいに記録したい」「出棺の見送りを中心に」「弔辞を声ごと残したい」といったご希望があれば、撮影の比重や動き方をそれに合わせて調整します。

高橋 丈太郎

打ち合わせでよく聞くのが「どこまで撮れますか?」という質問ですが、それより先に「何を後から見返したいか」をお聞きすると、撮影の方針がすっと決まります。
「子どもたちが手を合わせる場面を」「遠くて来られなかった兄に式の様子を届けたい」——そういう言葉が、一番大切な指針になります。

当日の流れは?撮影はどう進む?

カメラマンは開式前に会場入りし、通夜・告別式・出棺を静かに記録します。
式の間、ご遺族さまへのお声がけは最小限に抑えます。

当日は、式が始まる前にカメラマンが会場へ到着します。
式場スタッフや葬儀社のご担当者に挨拶をして、撮影できる場所と動き方を確認したうえで記録を始めます。
ご遺族さまとのやり取りは最小限に抑え、式の流れに沿って静かに動くのが基本です。

時間帯撮影の主な場面
式前〜祭壇設え祭壇・供花・会場全体の静かな記録(式中に撮りにくい引きの構図を押さえる)
通夜・告別式読経・焼香・献花・弔辞、参列者の後ろ姿や手元
出棺・お見送り最後のお別れ、見送る方々の後ろ姿。式全体で最も感情が動く場面

暗い会場でも、フラッシュは使わず自然光とISO感度の調整で対応します。
シャッター音も可能な限り抑え、式の静けさを保つよう心がけています。

葬儀撮影サービス|燈が撮影した葬儀では、カメラマンの存在が式の雰囲気を乱したというお声をいただいたことがありません(葬儀撮影サービス|燈調べ)。
宗派や形式によって進行が異なりますが、実際の式の様子は葬儀撮影の事例でご覧いただけます。

当日カメラマンに伝えておくとよいこと

打ち合わせ済みの内容でも、当日の状況で変わることがあります。
式場に着いたとき、以下の点をカメラマンへ一言添えていただくとスムーズです。

  • 出棺の時刻と、出棺場所(玄関口か駐車場か)
  • 特に記録してほしい場面や人物(弔辞を読む方の名前など)
  • 宗教者から撮影への制約が新たに出た場合
  • 式場スタッフから当日追加されたルール(立ち入りできない場所など)
白い花と空の額

火葬場や炉前は撮影できる?

炉前の撮影は、法律で一律に禁じられているわけではありません。
ただし多くの施設が規則により原則不可としているため、希望する場合は事前確認が必要です。

告別式の後に続く火葬の場面も、記録に残したいと思われる方は少なくありません。
ただし、炉前や収骨室での撮影は、各施設の規則やほかのご遺族への配慮から原則不可としているところがほとんどです。

「墓地、埋葬等に関する法律」は火葬炉前での撮影を一律に禁止する規定を設けていません。
そのため、希望がある場合は葬儀社を通じて施設に事前確認することで、対応可能かどうかがわかります。
施設によって「遺族のみ可」「一切不可」など対応が異なるため、当日ではなく葬儀社への依頼時に確認するのが確実です。

炉前での撮影の詳しい確認手順については、火葬場での写真撮影の可否と許可手順もあわせてご参照ください。

出典:墓地、埋葬等に関する法律の概要(厚生労働省)

葬儀撮影を依頼する

葬儀撮影は「電話」もしくは「お問合せフォーム」からご依頼が可能です。

写真・動画の納品はどのような形で受け取れる?

納品はオンラインのデータ共有が基本です。
写真はセレクト・補正済みのデータを、動画は編集済みファイルでお渡しします。

撮影後、カメラマンが写真を整理・補正し、データとしてお届けします。
納品方法はオンラインのダウンロードリンクが基本です。
URLをご親族内で共有いただければ、遠方の方にも届けやすくなります。

動画の場合は、読経・弔辞・見送りの場面を編集した動画ファイルをお渡しします。
「声も一緒に残したい」「参列できなかった遠方の家族に届けたい」という場面に向いています。
写真と動画のプランの違いについては撮影プランの一覧でご確認いただけます。

納品の種類内容・特徴
写真データ補正済みのセレクトデータ。オンラインダウンロードまたはUSBでお渡し
動画ファイル式の流れを編集済み。読経・弔辞・見送りなど声も記録できる
アルバム(オプション)印刷・製本を希望される方はご相談ください

納品までの目安日数はプランや編集内容によって異なります。
法要や四十九日までに間に合わせたいなど、お急ぎの納期がある場合は打ち合わせ時にお伝えください。
可能な範囲で調整いたします。

納品ディスク

祭壇撮影だけでも依頼できる?

祭壇のみ、式の一部だけといったご要望も相談できます。
残したい場面と在席できる時間帯をお伝えいただければ、対応可能な範囲をご案内できます。

「通夜には間に合わないが、告別式だけお願いしたい」「祭壇と出棺の見送りを中心に残したい」など、希望の場面に絞ったご相談も可能です。
すべてを依頼しなければならないということはなく、ご予算・ご都合・残したい場面に合わせて柔軟に調整できます。

たとえば、遠方から参列する親族が告別式の途中から合流する場合や、仕事の都合で通夜のみ立ち会える場合でも、その時間帯に合わせた撮影の組み立てが可能です。
ご状況をお知らせいただければ、無理なく残せる記録の形をご提案します。

祭壇を単独で撮影するケースについては、葬儀の祭壇撮影|撮り方と依頼のポイントでも詳しくご紹介しています。
葬儀撮影サービス|燈が撮影した祭壇の実例も合わせてご覧いただけます。

葬儀撮影サービス|燈の撮影プラン|目的に合わせてお選びください

「写真で残したい」「声も含めて動画で」——ご希望に合わせてプランをお選びいただけます。

東京23区への出張費は無料です。詳しい流れは葬儀撮影の依頼から納品までの流れでもご確認いただけます。
迷っている段階でのご相談も歓迎しています。お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

まとめ:4ステップを知っておくと当日が安心

葬儀撮影の依頼から納品までは、大きく4つの流れで進みます。
各ステップで何が起きるかを事前に把握しておくと、慌てずに当日を迎えられます。

  • 相談:日程と会場を伝えるだけでよい。前日・当日でも対応可
  • 打ち合わせ:撮影範囲・立ち位置・共有範囲を20〜30分で整理。式場未確定でも可
  • 当日:開式前に会場入りし、静音・低姿勢で記録。炉前は施設規則により事前確認が必要
  • 納品:補正済みデータをオンライン共有。写真79,800円〜・動画98,400円〜(税別)

葬儀撮影の流れに関するよくある質問

急な葬儀で前日・当日に依頼した場合、打ち合わせはどうなりますか?

前日・当日のご依頼でも電話で10〜15分ほど確認するだけで対応できます。
「日程・会場・残したい場面」の3点をお伝えいただければ、当日の動き方はカメラマンが式場スタッフと連携して調整します。

通夜だけ、または告別式だけの依頼はできますか?

両日とも、片日だけのご依頼も可能です。
「仕事の都合で告別式だけ立ち会える」「遠方から通夜のみ参列する」など、ご都合に合わせた部分的な撮影に対応しています。希望の時間帯と場所をお伝えください。

当日、ご遺族がカメラマンに何か伝える必要はありますか?

特別なご対応は不要です。
ただし、出棺の時刻変更や式場から新たなルールが出た場合など、当日わかった情報は早めにお知らせいただけると助かります。カメラマンは式場スタッフと連携して動くため、ご遺族さまは見送りに専念していただけます。

四十九日までに納品してもらえますか?

打ち合わせ時に納期をお伝えいただければ、可能な範囲で調整します。
法要・四十九日・一周忌など節目に合わせてお渡しすることも承っています。まずはご希望の日程をお知らせください。

写真データは親族以外に渡しても問題ありませんか?

参列者の顔が写った写真は、事前に同意を得ていない方への共有や外部公開は避けることをおすすめします。
オンラインのダウンロードリンクでお渡しするため、URLをご親族内で共有いただく形が基本です。

出典:個人情報保護委員会

本記事の監修者
葬儀撮影サービス|燈監修の川人大展が公園で微笑む肖像、葬儀撮影の専門家として紹介

監修者|川人 大展

葬儀業界歴5年。
葬儀社にて現場運営やご遺族対応、式場管理を担当してきました。「葬儀撮影サービス|燈」では、進行やご遺族の心情に配慮した表現を監修し、実務経験に基づく正確で信頼できる情報発信を支えています。

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